やりたいこと
タイトル通りで、LEDを全て消灯する。
LEDは
・電源
・ストレージアクセス
・NIC(LAN)
の3つがある。
これらを全て点灯しないようにしたい。
ちなみに、ChatGPTに聞いたら2025年5月4日現在、初回の回答は「できない」だった…
いや、できるんだけどね。
詰めると正しい回答出してくる…(まぁ、「ファームウェアのバージョン」までは指定してなかったからかな)
環境とか
Raspberry Pi4B
Ubuntu Server 22.04
なぜ消すのか…
カメラ制御用にラズパイを使ってはいるんだけど、ラズパイって短辺のどちらにもLEDが付いてるので、こんな感じでモジュールに近い状態で取り付けるとLEDの光が映り込む。
特に夜。
(ラズパイを縦にすれば入り込まないかもしれないけど、ケーブルの取り回しが…なので横にしたいのよねぇ)

最近のカメラはかなり低照度でもカラー撮影ができる。(それなりにノイジーにはなるけど)
それだけ感度が上がっているわけだけど、同時に、近接した位置に光モノがあると、ご丁寧に捉えてくれる。
それもかなりしっかりとw
なので、消せる明かりは全て消したいわけですね。
どうやるのか
/boot/firmware/config.txt
これを書き換える。というか、多分、標準では存在しない記載なので追記と言った方が正しいか。
内容は以下の通り。
[pi4]セクションに追記するだけ。
[pi4]
# ………中略………
# NIC(LAN)のLEDを消灯する設定
dtparam=eth_led0=14
dtparam=eth_led1=14
# アクセスLEDを消灯する設定
dtparam=act_led_trigger=none
dtparam=act_led_activelow=off
# 電源LEDを消灯する設定
dtparam=pwr_led_trigger=none
dtparam=pwr_led_activelow=on
# ………後略………
アクセスLEDの dtparam=act_led_activelow=off
電源LEDの dtparam=pwr_led_activelow=on
最初、両方ともoffにしたら電源だけ消えなかった。
試しにonにしたら消えた。
なので、この設定がうちでは正しい模様。
で、書き終えたら reboot すれば消えている。はず…
余談
手元にAnkerのモバイルバッテリーが余ってて、20,000mAhとか無駄に大容量…
DC5V3Aという出力も持っているし、そのまま眠らせておくのも勿体ないので、
「一日(8時間)保つかな?保てばいいな…」
くらいの軽い気持ちで、カメラモジュール+ラズパイの電源にしてみた。

ラズパイがだいたい600mA、カメラが800mAくらい。
モバイルバッテリーの購入が2年くらい前だったかな?なので、容量を1割ほど適当に差っ引いて計算すると…
13時間弱
…いや、そんなに持たんだろ…という感覚の数値が出た。
カメラの電源はDC12Vなのため、DC5Vを昇圧してるんだけど、いくら高効率と言ったってロスはするわけで。
(計算は正しくても感覚が認めてなかったw)
とういことで、実際に試してみたところ…
10時間ちょっと
と、個人的には十分すぎるほどの結果に。
あら…これだけ保つと別に電源いらなくね…?
8時間保てば良しと思っていたところが、実際には10時間以上保つ。
想定より2時間以上も余裕がある。
うん、これ、このまま採用だな。
カメラがWiFi非対応なので、ラズパイがメディアコンバータの役割も担ってる。
で、別のネットワークでVMSが映像を管理してるけど、映像のビットレートが4Mbps程度なので、通信もそれに倣った速度しか出してない。
あとはカメラ側の機能だけでは不足するステータス管理や定時実行処理でAPI叩く程度なので、これ以上の機能は追加しないはず。
Yoloとかで画像解析・推論させるとあっという間に消費電力は上がるだろうから、それはVMS側だったり、別端末でやるつもりなので。
と、LEDを消すだけのつもりがなんだか他のとこまで手を入れてやりたくなってきた…
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